ピリジンアルカロイド。
一般的にはタバコに含まれる成分として有名でモルヒネやコカインほど依存性は高くないが精神依存性がある。タバコに含有されるその他の有毒物質とを含めた上で問題となることが多い。
効果としては緊張時の鎮静作用と寝起きなどの覚醒作用など鎮静作用と興奮作用の二相性の効果があるが非常に有毒である。
また依存性のある薬物中で精神毒性がない唯一の物質であり、身体依存性もあまりない。
喫煙で摂取する場合、比較的効果は短時間で含有量も製品により選べるため摂取量の調整が容易にできる手軽さから依存者も多い。
依存症になっていても幻覚や幻聴と言った精神毒性は現れず、痙攣なども無いため社会的に適応できなくなることはない(喫煙自体が問題となる場合は除く)。
ただし喫煙で摂取する場合はその他の有毒物質も多く、また喫煙者自身はそれらの物質に耐性を持っているため耐性の低い非喫煙者への身体的、精神的な影響を安易に軽視しがちであり喫煙者のマナーなどが度々問題となる。
薬剤・物質
ニコチン
ニコチン
nicotine