特定の配列のmRNAを認識し切断することでタンパク質への翻訳を阻害する機構。
もともと細胞に備わった機能でバクテリアから動植物まで広くこの機構を持つことが確認されている。
仕組みとしては切断するmRNAと相補的な配列を持つRNA誘導サイレンシング複合体(相補的なRNAにタンパク質を付加し酵素活性を持ったRNA)により切断していく。
ウイルスによるタンパク質の合成などを阻害するために持つ防衛機構だが、病気の治療などの応用が期待され2006年にこの発見がノーベル賞を受賞している。
現象・状態
アール-エヌ-エー-かんしょう
RNA干渉
RNA interference