結核にかかった患者の場合、症状が軽くなり本人は完治したと思っている状態でも病原菌が体内にいるため、抗生物質の服用を中止すると生き残った結核菌が薬剤耐性を獲得する。そのために薬の投与を6ヵ月(標準治療)監視のもとに行うという治療の手法。その間に間欠療法(週1〜3回の服用)がおこなわれる場合もある。
当初は9ヵ月間薬を服用する事が標準治療とされていたが抗結核薬であるピラジナミドの併用により6ヵ月に短縮された。
薬剤耐性菌に対する対策から服用する薬の組み合わせはその間に何度も変更する。万がいち耐性菌が発生したのちも別の抗生物質により治療される仕組みである。
日本語では直視監視下短期化学療法と呼ばれる。
技術・基準
ドッツ
DOTS
Directly Observed Treatment Short course