抗癌剤の一種で分子標的薬剤。
分子量が約9万の分子シャペロン(細胞内でつくられたタンパク質を本来のあるべき構造に整えるタンパク質)であるHSP90の阻害効果で薬効を示す。
そのものでも抗癌剤として作用するが、副作用を抑えるため新たに分子を結合させ副作用を押さえた17-AAG(17-allylamino-17-demethoxygeldanamycin)がつくられた。
17-AAGは正常な細胞のHSP90の阻害はあまり行わずHSP90が複合体として存在する場合に阻害を行うため副作用を抑えることができるとされる。
薬剤・物質
ゲルダナマイシン
ゲルダナマイシン
geldanamycin