アメリカのアラバマ州で黒人男性399人が梅毒に掛かっている事実を知らされず、なおかつ積極的な治療を受けることなくその進行状況を調査した人体実験。
当初はその地域で慈善団体による治療が行われていたが、資金が底を尽き撤退したため米国公衆衛生局が後を引き継ぎ人体実験を行うという経過をたどった。
この研究の目的は治療をしないことでどのような経過を示すかの調査であったため、その調査中には既にペニシリンの使用が一般化していたにもかかわらず治療を行わなかった。
また、意図的に接種し治療を拒否されたという話もある。
治療費は無料で葬儀費用や食事の提供などはあったとされ、後に当時アメリカ大統領のクリントンが謝罪を行っている。
この事件の発覚は内部告発によるものであった。タスキギー梅毒実験
技術・基準
タスキーギ-じけん
タスキーギ事件
Tuskegee Syphilis Experiment