殺虫剤として使われていたが日本では1971年に使用が禁止された。殺虫剤としては非常に優れた性質を持っていたので広く頒布されていたが、レイチェルカーソンの1962年に著した「沈黙の春」によりその危険性が指摘され使用禁止の気運が高まり使用が禁止されると言う経緯を持つ。生物濃縮により食物連鎖の捕食者には蓄積しやすく、体内では内分泌攪乱化学物質として作用する。また駆除の対象がDDT耐性を持った場合、捕食者が減ることにより逆に数が増えるという現象が起ることもあった。
薬剤・物質
ディー-ディー-ティー
DDT
dichloro diphenyl trichloro ethane